特別支援学校の教採,模擬授業のポイント
教員採用試験で,模擬授業を行う自治体が増えてきました。
先日,模擬授業の指導案や授業についての相談がありましたので,ここで取り上げてみたいと思います。
模擬授業というのは,実際の授業のように,児童生徒が目の前にいると仮定して本番の授業のようにやってみることです。
一般的に,模擬授業をすると言った場合, 1時間 全部を授業することになりますが, 採用試験では,5分から30分程度 の時間設定ですので,授業で言うと 本時の始めから途中までになります。 模擬授業の長さについては,自治体によって違いますので確認しておきましょう。
また自治体によっては 指導案を書く時間を設定するところもありますので これもよく調べてみてください。
指導案を書いた方がいいか という お尋ねをいただくこともありますが,提出するしないにかかわらず, ざっくりと授業の前に本時案を書いていた方がいいかと思います。
指導案の書き方につきましては 別にお知らせしてますので,ここでは省かせていただきます 。
教員採用試験の模擬授業は,対象となる児童生徒の学年や教科,単元などについて指定があります。 特別支援学校の模擬授業では, さらに,どんなクラスなのか(知的?情緒?など)児童生徒の実態に障害の特性などが提示されることになります。 特に,その中でも配慮を要する子ども,例えば,肢体不自由があるとか,視覚的に見えにくい色や明るさなど細かく指示があることがあります。
またその授業で指導する教員の人数も2人であるとか3人であるとかが 示されいますので,そのことも 加味して 指導案を考えることが必要かと思います。
また,最近では AI の普及により ICT を活用した授業として,模擬授業で必ず取り入れるように,といった条件を設定してくる自治体が増えてきました。
試験官の前で笑顔を作るというのは とても緊張することでしょうが少なくとも 目を見てお話ししてください 。一人だけじっと見るのではなく,ゆっくりと一人一人の試験官の目を見てお話ししてください。 決してうつむいてはいけません。 うつむいてしまうと,自信のなさが現れますので,心の中はドキドキしていても顔を上げてまっすぐ立ってください。
それから 指導案を持って授業しない方がいいかと思います。 目の前にテーブルがある時には置きます。 そして分からなくなったら,そのときだけ目を落として指導案を見てもいいですから,語りかける時は必ず 児童生徒が目の前にいる!と想定して 試験官 もしくは他の受験生の目を見て話してください。
途中で,試験官がわざと おしゃべりしたり,意味もなく立ち歩きをしたりすることがあります。
そういう時は消して慌てず ,今おしゃべりする時ではないから静かにしてください ,とか「どうしたの?」と一声かけて,対応してください。
とにかく「はい,やめてください」と言われるまで授業を投げ出さないことです。
試験官は,あなたの状況処理能力も見ています。緊急事態が怒ったときに,子どもの心情に寄り添えていくことができるか,ということも見ています。
模擬授業は,わずか5分から30分ですが ,いきなり指導を書くとか授業をする,というのはなかなか難しいものです。
本番前に 過去問で指導案を書いてみたり,授業をしてみたりして,本番に備えてください。できれば受験生同士など仲間でお互いの授業を見合う機会をもつと,自分の癖とか 他の人の良いところを見合うことができるので おすすめです。
そして,実際に正式採用になったら,こんな子どもを育てたい!という気持ちをもつことで,授業が生き生きとしたものになるはずです。
試験管だって人間です。
この先生が教壇に立ってくれたら子どもたちは自分の課題を意識して学習に取り組んでいけるな!と 試験官に思わせてください。
そのために,最善の準備をしましょう。
模擬授業に向けての取り組みは,現場に出ても必ず役に立ちます。
採用試験だけでなく,これから活かせるものです。
ひごひろみ塾では,現役の先生方だけでなく,これから教師をめざす方のお手伝いもしております。
もっと詳しく知りたい,具体的に指導してほしい,と思われましたら,お気軽にご相談くださいませ。
NEW
-
query_builder 2024/02/23
-
助詞を使って文を書く文づくりの教え方のポイント
query_builder 2024/01/18 -
AI は学習指導案を書けるだろうか?
query_builder 2023/10/22 -
子どもが「学校へ行きたくない」と言ったらどうしますか?
query_builder 2023/09/15 -
ひき算のつまずきは、「ひく」というイメージからもたせましょう。
query_builder 2023/09/01