子どもが「学校へ行きたくない」と言ったらどうしますか?
長い休みが終わって学校が始まると、学校ににぎやかな子どもの声が戻ってきます。
そんな中、「学校に行きたくない」と言ってくる子どもが増えているようです。
休み前は、あんなに楽しそうに学校に行っていたのに、
突然、何の理由もなく、ただ「行きたくない」とか、
熱もないのに「頭が痛い」とか、
そんなとき、
「きつかったら休んでいいよ」
「 今日学校行かなくていいよ」などとは、なかなか 出ませんよね 。
つい、「どうして?」
「何がきついの?」と聞いてしまいませんか。
結果には必ず原因があるのでは、と大人は考えてしまいます。
子どもなりに学校に行きたくない理由があるのだろう、
だから、それを解決すればいい!
と思う気もち
それもよく分かります。
子どもから明確な理由が返ってこないと、
いじめられているんじゃないだろうか?
学校の先生が厳しいのでは?
何か身体に問題があるのでは?
などと、想像がふくらんでしまいます。
さらに、
「今日は休んでいいけど、明日は行くこと」、と約束したり
「学校に連絡するのが辛いから行ってよ」とお願いしたり
「怠けてるんじゃないの」と責めてみたり
「理由がないのはおかしい」と騒いだり、といったことも‥‥。
しまいには、親子で煮詰まってしまうこともよくある話です。
では、どうしたらいいのでしょう?
子どもが学校に行きたくないと言ったら、
そのときは
休ませてあげてください。
休みたい理由を言える子の方が少ないと思います。
子どもなりに何かあるのでしょうが、
自分の気持ちを言葉で十分に表現できるまでには至っていません。
だから、問い詰めずに
言いたくなるまで、
振り返ることができるようになるまで
どうぞ待ってあげてください。
人の子だから好き勝手に無責任な言葉と思われるでしょうが、
無理強いしていいことは何もありません。
学校に行かないと、親子で地域のコミュニティーから外れてしまうような感覚があるかもしれません。
そんな時は、第三者に相談してください。
不登校に理解がある相談機関がいいと思います。
だからといって、子どもをいきなり専門医の前に連れていくのは避けた方がいいです。
まずは、大人同士で状況を確認してみましょう。
学年が上がってきて、受験が近づいてくると心配も増えるでしょうが、
親は、子どもの味方として寄り添ってあげてください。
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